そこで「ふりがな・インジェクター」ですよ

障がい者への配慮だったり、そもそも日本語習得が困難な人への配慮、というのは当然だろうし、それを否定するつもりはない。

http://d.hatena.ne.jp/sionsuzukaze/20090726/1248607771

でも漢字強者(と胸を張れるほどの強者ではないけど)の私としては読みにくい。それで、分かち書きをされている方に「読みにくい」と言うと、配慮が足りないと返される。いや別に、読みにくいから漢字混じりで書けとは一言も言っていないのだが…。
「漢字弱者」が漢字混じりの文章を読みづらいのと、「漢字強者」が漢字のない文章を読みづらいのと、一体どちらがより高い壁なのか、と考える(というか、そう言われる)と、当然それは前者の方が高い壁であり、配慮すべきは「漢字強者」側なのだというのは一理あると思う。


でも。
こういうのは技術が解決すべきだと思うし、できる。
技術的に考えると、ひらがなで書かれた文章を適切に漢字混じりの文章にするのは、かなり困難だ(と思う)。反対に、漢字混じりの文章をひらがなで書き直すのは比較的簡単である。私の能力ではできないが、ある程度の高精度で達成しているものがある。

https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/6178?nor=1

基本的には、インストールすると右下に「振」のアイコン?ができるので、ふりがなを振りたいページでそれをクリックするだけ。

さらに、ルビの振り方をカスタマイズするためのアドオンがこちら。

https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/1935

ルビの位置や、どのくらいの難度の漢字にルビを振るかが選べるので、ユーザごとに最適な環境を作れると思う。


Webサービスとして同様のことを行っているところもあるが、見る側(漢字弱者である読者側)にURLをコピペする手間を掛けさせないぶん、よりすぐれていると思う。もちろん、id:mujigeさんのように、自身のブログでそういったサービスにつなげるための仕組みを整えることは素晴らしいが、みんながそうするわけではない。私も何もしていないし。

こういうのを作っている人って素晴らしいな、と思う。